香川お遍路七ヶ所まいり②

連日、頭皮に突き刺さるような日差しに襲われ、外に出る際は帽子が必須となりました。「危険な暑さ」とも言われておりますので、外出の際はお気をつけください。

お遍路へ

前回の善通寺の諸堂についてのブログに続いて、今回はお遍路についてお話しいたします。

お遍路と言えば、四国八十八ヶ所の霊場を巡り、参拝することという印象が強いのではないでしょうか。実際、私もそうでした。

しかし、今回は香川七ヶ所まいりを体験させていただきました。元々、七ヶ所まいりは八十八ヶ所もお参りできない事情のある方に勧められていたそうです。

古来より、四国八十八ヶ所各霊場第71番札所から第77番札所までの7ヶ寺を一日で巡拝する「七ヶ所まいり」という参り方があります。「四国八十八番寺社名勝」という絵図に「足よはき人は 此印七り七ヶ所をめぐれば 四国巡拝にじゅんずといふ」と、この「七ヶ所まいり」を勧めてもいます。この7ヶ寺には、ご本尊とともに皆様をお守りくださる七福神なで仏がお祀りされており、お大師さまと共に「同行二人」の信仰をもって巡拝されると福運が授かるといわれています。

(善通寺HP:https://zentsuji.com/history/nanakashomairi/)

それと同じような思いで、善通寺にある「お砂踏み道場」もできました。この道場ですが、四国の八十八ヶ所の霊場寺院のご本尊をお祀りし、さらに各寺院の境内の砂をそのご本尊の正面に敷いてあります。その砂を踏みしめながら、お参りすることで、四国八十八ヶ所を参拝したことと変わらぬ功徳を積むとされるものです。

同行二人

歩きながらお参りする際に、心身ともにサポートしてくれた金剛杖と呼ばれるものがあります。そこには、「南無大師遍照金剛 同行二人」と記されています。これは同じ志を持った行者、いわゆる弘法大師空海のことを指します。暑さや寒さ、雨風、そして何十キロ、何百キロも歩く道中で心が折れそうなときもお大師さまが共に歩み、守ってくれていることを表しています。また興味深い注意事項として、橋の上では杖をついて渡ってはいけないそうです。昔、お大師さまが橋の下で眠り、休んでいたことが由来とされているようです。

最後は、香川のうどん

(http://www.maruyaudon.com/)

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