インド〜仏跡を訪ねる〜vol.4

4月に入り、新年度、新生活いかがお過ごしでしょうか。今年度も多くのトライをして、少々のエラーを受け入れたいと思います。

インド旅が終盤になります。

4日目

朝5時のモーニングコールから、30分後にはラージギルの霊鷲山(りょうじゅせん)に出発。4日はラージギルから北へ進み、バイシャリ、クシナガラへ向かいます。

霊鷲山とは、古代インドのマガダ国の首都、王舎城の北東にあり、お釈迦さまが説法した山です。鷲に似ているあるいは、鷲が生息していたから名付けられたそうです。

バスから降りて、しっかりと整備されている道を約20分歩くと山頂に辿り着きました。

山頂は風光明媚な場所で、見渡す限り手付かずの自然がありました。お釈迦さまの時代と同じ景色なのではないかと思えるほどに。

山頂での法要と端座は貴重かつ清々しく感じられ、心地良い時間が流れました。下山する時は、上山するウシさんとすれ違いました。

その後、バスに乗り込み、道中の車内でガイドさんが「ここに新たなに動物園できました!」と教えてくれました。すると、ひとりのおじさんが「ここにはなにがいるんですか?」とガイドさんに尋ねると、「人間以外がいます」と即答していました。間違いのない、かつ情報のないやり取りが記憶に残っていたのでご紹介いたしました。

次はナーランダ仏教大学跡へ。5世紀から13世紀に存在した大学で世界遺産になって以降、維持管理の関係から立ち入りの制限が厳しくなったようです。遺跡から当時の人々の生活の営みを想像し歩くのは、とても興味深いものでした。

次は、バイシャリです。ガンジス河北岸にあったリッチャビ族の都跡です。アショーカ王の柱が残る僧院跡と仏舎利が発見された仏塔跡、そして王宮跡があります。

立派に残っている塔は圧巻!