絵本紹介#4『寿命図鑑』

4月中旬となり、温かくなり始め、いつも飲んでいるホットコーヒーからアイスコーヒーに移行していく時期になりましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。桜のお花見はできましたか?ちなみにソメイヨシノの寿命は80年(以上)だそうです。

今回の#4の絵本紹介は、寿命のお話です。タイトルは『寿命図鑑』。

『寿命図鑑』絵・やまぐちかおり 編著・いろは出版

人間や動物には、それぞれ寿命があります。ある程度決められた寿命の中で、それぞれ生きます。どのような生き方をするのかは千差万別です。

今回、紹介する『寿命図鑑』は人間や動物という限定された枠にとらわれず、もっともっと視野を広げて、植物の寿命や機械の寿命、建築物の寿命、天体の寿命など、「寿命」という言葉に結びつきづらいものまで取り上げられています。

特に興味をもったものが、「からだの寿命」です。小腸のじゅう毛の細胞や舌の味覚の細胞などの寿命が書かれています。

皮膚の寿命はどのくらいだと思いますか?

 

 

 

それは、4週間です!

1兆3000億個の細胞があり、約20分ごとに3〜4万個の細胞が死んで、あたらしい細胞が生まれる。死んだ細胞は、垢となってはがれ落ちるんだよ。

『寿命図鑑』

知らない驚きの内容でした。約20分ごとにそんなに細胞が死んでいるのか…と思いました。

この『寿命図鑑』を通して、それぞれの命が死んじゃうまで生きる。生き方や役割は違えど、全て例外なく死んでいく中、寿命に注目する図鑑。

そして、寿命を知ることでまた違った見方が生まれてくるはずです。子どもから大人まで楽しめちゃいます!

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