永平寺に瑞世拝登

ひまわりが太陽の方を向く一方で、太陽に見つからないように生活をしてしまいそうになっている自分がおります。

個人的な暑さ対策は、心の底から「夏は暑いものだ」と諦める(明らめる)ことです…。

永平寺に行ってきました

7月22日に永平寺で瑞世(ずいせ)をいたしました。

ところで、「瑞世って?」という疑問が出てくると思います。

瑞世とは、世俗を離れること。仏教の教えを広く伝えること。

つまりは、僧侶として、人として、お手本となること。

瑞世についてこのように説明されています。

伝法をすませ、転衣の許状を受けて両大本山にのぼり、高祖道元禅師、太祖瑩山禅師を礼拝し、 瑞世諷経の導師を務めます。これを瑞世といい、瑞世を了じ、申請により瑞世登録された方の法階は「和尚」となります。瑞世登録後、色のついた袈裟をつけることが許されます。

『寺院のための手引書』転衣・瑞世

※伝法・・・師から法を継ぐこと。

瑞世は僧侶の歩み(修行段階)として、行じる式になります。その式を経ることで、色の着いた袈裟を着れ、「和尚」という法の位をいただけることなどがあります。

その永平寺の荘厳さ

   

山門をくぐると、思わず深呼吸したくなるほどの澄んだ空気です。

ずっと見れるくらいきれいな藻がお出迎えしてくれます。

道元禅師をお助けした言い伝えがある一葉観音。

唐門。以前、皇室から使者を迎える時に開かれた門であったため「勅使門」とも呼ばれた。

山門から見上げた景色。上山の時を思い出してしまいます。

門前にあります「井の上」のだるまぷりん。なめらかで甘めなぷりん。おすすめです。

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