外交関係樹立150周年

12月に入り、掃除を少しずつ始めて、年末に「大」掃除とならないように励みたいと思います。
JICA 独立行政法人 国際協力機構
先日、東京都新宿区にあり、市ヶ谷駅を出て徒歩10分にあります「JICA地球ひろば」を伺いました。今回、伺った理由は今年で日本・ペルー外交関係樹立150周年を祝して、ペルーの歴史や文化、観光、そして日本とペルーの友好の結びつきを紹介する展示を見学しに行くためです。また同じく曹洞宗が南米布教120年の節目を迎えたことも理由の1つです。
実際に、展示を見ると.インカ帝国からスペインの植民地時代、19世紀の独立宣言まで大きな枠組みで「ペルーの歴史」を駆け抜け。ペルーは地理的に熱帯雨林地帯、海岸地帯、アンデス山脈地帯といった変化に富んだ自然条件により、地域によって食材も多種多様である、それが「ペルーの食文化」。「ペルーの観光」といえばマチュピチュとナスカの地上絵ではありますが、他にも5000以上の考古学遺跡、12個のユネスコ世界遺産があります。2023年に「ペルーと日本」は国交樹立150周年の記念の年で、現在も世界で2番目に日系の人口を持っています(3番というところもある)。
難民企画展「想像していなかった今日を生きる」
ペルーの展示とは別に奥に進むと、企画展が行われていました。
そこには「Today,I Lost My Home 想像していなかった今日を生きる」という難民の擬似体験をしながら、差し迫った状況での判断を繰り返し、そこでの気づきから難民について考える展示です。
「ある日突然、あなたは難民になる。」
難民企画展『想像していなかった今日を生きる』は、世界各地の難民が直面する困難や選択を疑似体験しながら、難民の“いま”に向き合い、私たちは何ができるのかについて考える企画展です。いま、世界では紛争や迫害により、1億人以上の人々が故郷から避難を余儀なくされています。
もし、あなたが故郷を追われ、逃げなければならなくなったら?一体何を持って行き、どのような道をたどるのか。家族、友人、言語、文化・・・ 昨日までの当たり前が奪われ、予測できない日々を生きるあなたは、何を感じ、どう行動するのか。あなたはどう生きる道を選びますか?
もう一人のあなたの人生が始まります。
JICA:https://www.jica.go.jp/domestic/hiroba/information/exhibition/planned/index.html
今日あなたは難民になります。そこからこの企画展の擬似体験は始まり、自分のパーソナルとは違うパスポートを渡されます。避難の最中には、荷物かペットか、人助けか自分の身の安全かなど様々な2択を迫られながら進みます。実際にはより多くの苦渋の決断や体力やメンタルが削られるのだと思いました。
今も世界で続く戦争。これからさらに起きるかもしれない戦争。自分の身に引き当てできることを考えます。
難民に。戦争の被害に遭っている人に。
企画展に並んでいた絵本。とても良かったので最後に載せておきます。