謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

旧年ではこのホームページをはじめ、満福寺にご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。旧年での感謝と共に元旦を迎えられ、本年でも粛々と仏事に勤めて参りたいと思います。

道業(どうごう)のいまだ通達(つうだつ)せざることをかなしむべし。光陰のひそかにうつり、行道(ぎょうどう)のいのちをうばふことを、をしむべし。をのづから少水(しょうすい)のうをのこころあらむ。

『正法眼蔵』重雲堂式

〈現代語訳〉

自分が仏道において通じ達していないことを悲しむべきである。知らず知らずのうちに月日が経って、仏道修行のいのちを奪ってゆくことを惜しいと思うべきである。少ししか水のない水溜りに魚がいる。水が乾いてしまえば、魚は死んでしまう。そのような魚と無常の中に生きる自分も、何ひとつ変わらないのである。

 

新たな年を迎え、より一層仏道修行(日頃の生活)の大切さ自覚し、まずは一日一日を新鮮な気持ちで迎えることを忘れないようにしていきたいと思います。

改めまして、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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