臘八摂心

冬の寒さも本格的になり、特に朝晩の冷えが行動を鈍くさせております。一年の中で朝起きてから、布団から出るまでに一番時間を有しております。

臘八摂心(ろうはつせっしん)

今回は曹洞宗の大切な行持であります臘八摂心について書かせていただきます。

まず、字をみていきますと「臘」というのは12月を臘月(ろうげつ)と呼ぶことに由来し、「八」は8日を意味します。そして、最後は「摂心」ですが、心をあつめること、つまり坐禅のことを指します。

福井県の永平寺、神奈川県の總持寺など様々な修行道場で12月1日からの8日の間、とりわけ坐禅に行じる期間になっています。

では、なぜ12月に8日間坐禅をするのか。簡単に説明しますと、2500年前にお釈迦さまが脚を組み座っていました。12月8日の夜明けに近くなった頃に気づき(悟り)を得たことに始まります(成道=じょうどう)。その経験を重ねて行じる期間となります。

実際に坐ってみる

ということで、当寺院では12月1日から8日まで臘八摂心を行います。

■日時

12月1日(水)〜8日(水) 朝 6時〜6時30分

■内容

5分ストレッチ 5分坐禅指導 20分坐禅

■無料

一日だけでも、構いません。「なんとなく」や「朝活!」、「興味本位で」など、どんな動機でもお待ちしておりますので、どなたでもお気軽にお越しください!