ガチャモックがお迎え

今年も残すところあと半月になりました。忘年会や新年会など、年末年始はいつもの生活リズムから逸脱しがちになる傾向にあるので、体調管理をしっかりして過ごしたいと思います!そこに寒さも加わってきますので、みなさんも体調崩さぬようお過ごしください。

お寺という空間

築地本願寺が「プレスリリース配信:~築地本願寺が「宗教や仏教に関する意識調査」を実施~」(※1)として、築地本願寺のHPに掲載されていました。

※1 全国の男女18-70代、計1600名に実施(2023年2月実施)

そこでの調査報告によれば、

「宗教・仏教」に対してのイメージや意識、その必要性についてもたずねた結果、「宗教」に対してネガティブなイメージを持つ人が多いことがわかりました。「仏教」への否定的意見は少ないものの、日頃のお寺との関係性や必要性をたずねると、接点の減少や、仏教・お寺の必要性を感じない人が多く、仏教寺院にとっては厳しい結果となりました。
ただ、「次世代(子ども)のためには伝統文化や歴史的価値からお寺や仏教を残すべき」という結果も出ています。私たちは、伝統仏教教団として、どのような活動を通して仏教やお寺を未来へつないでいくかが問われています。

引用:築地本願寺HP

「「仏教」への否定的意見は少ないものの、日頃のお寺との関係性や必要性をたずねると、接点の減少や、仏教・お寺の必要性を感じない人が多」いという調査結果が出ました。お寺に行く機会の少なさ、あるいは僧侶と話す機会の少なさが想像されます。さらに仏教やお寺の存在意義を伝える、感じていただくことが大切だと思っています。それは葬儀供養はもちろん、坐禅会や写経会、法話、お茶飲み、相談事などから、お寺の必要性を少しでも感じられるように活動、発信していきたいと思います。

また「「次世代(子ども)のためには伝統文化や歴史的価値からお寺や仏教を残すべき」という結果も出ています。私たちは、伝統仏教教団として、どのような活動を通して仏教やお寺を未来へつないでいくかが問われています。」という調査結果が出ていることからもわかるように、「お寺や仏教を残すべき」という思いを抱いている一方で、仏教・お寺の必要性を感じないと思うのは、残念ですが、お寺と僧侶側に責任があると感じてしまいます。

そこで2024年、今年最後のワンアクションということで、木で製作されたお賽銭ガチャ「ガチャモック」を本堂の受付に設置させていただきました。

       

 

「国産無垢のヒノキ」を主に使用している温かみのあるガチャガチャで、ほのかに香る木の匂いがお寺の受付からお迎えしてくれています。ご供養やお彼岸、お盆のお参りの際は、ぜひお子さまとご一緒にお越しいただきたく、設置させていただきました。坐禅会や写経会も行っておりますので、お帰りの時にでも合掌する動物たちをお持ち帰りください。子どもでも大人でもご利用いただけます。

お寺に来ていただいた方がたが、少しでも「安心」「癒し」「リラックス」など、心豊かになればと日々精進し、来年も勤めていきたいと思います。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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